「寧依のトコに連れてって‼︎」
ピスケスは寧依がどこにいるか知ってるんでしょ?とピスケスに近寄る。
「だからお願い!」
金髪のコドモが手を叩くと、ピスケスは…そうねぇと呟く。
「別に連れていってもいいけど…」
勝手に連れ出したら彼女が怒るかもとピスケスは頬杖をつくが、金髪のコドモはお願ーい!とピスケスの膝に手を置いた。
ピスケスは暫しの間考え込んでいたが、やがて…いいわと答えた。
「ちょっとだけよ」
「やったぁ‼︎」
金髪のコドモは嬉しそうに飛び跳ねる。
「でも私から離れないようにしなさいよ」
ピスケスがそう言うと、金髪のコドモはうん!と大きく頷いた。