「…?」
黒髪のコドモは静かに金髪のコドモに目を向ける。
金髪のコドモは目をぱちくりさせたが、不意に後ろからナツィ?と言う声が聞こえたので振り向いた。
そこにはジャンパースカート姿のコドモが立っていた。
「誰?」
金髪のコドモが振り向くと、ジャンパースカート姿のコドモはえ、えと…と困惑する。
「かすみ」
困っているジャンパースカート姿のコドモを見かねた黒髪のコドモが不意にそう呟く。
金髪のコドモはパッとそちらの方を向いた。
「ソイツはかすみ」
黒髪のコドモはゆっくりと立ち上がると、金髪のコドモの方に近付く。
「俺の“連れ合い”だ」
「連れ合い?」
なぁにそれと金髪のコドモは首を傾げる。
その言葉に黒髪のコドモは別にそんなのどうでもいいだろとムスッとした顔をした。