「だからね、ボク、ピスケスにここまで連れてってもらったの!」
その言葉にえ、ピスケス⁈とナツィは驚く。
金髪のコドモはどうしたのナツィ?と首を傾げた。
「あ、いやー…」
こ、こっちの話とナツィは気まずそうな顔をした。
「えー何それ〜」
「別になんでもない」
「教えて〜」
「教えるかよ!」
金髪のコドモに興味ありげに顔を覗き込まれるが、ナツィは慌ててそっぽを向いた。
「第一ピスケスがなんで出てくるんだよ⁈」
俺アイツのこと嫌いなんだけどっ!とナツィは後ろを向く。
金髪のコドモはえーそんなーと呟く。
「ピスケスって優しいんだよ〜」
「ンな訳あるかよ!」
とにかく俺はピスケスと関わりのあるお前と関わりたくないからな‼︎とナツィは吐き捨てると、そのままスタスタと歩き去った。
「あ、ちょっとナツィ…」
暫くの間ナツィと金髪のコドモの会話を見ていたかすみは呆れつつもナツィを追いかける。
「…待ってよ〜」
金髪のコドモは少しの沈黙ののちに2人を追いかけ出した。