「…ナツィ!」
近くの建物の陰から様子を見ていた金髪のコドモは、思わずナツィに駆け寄って後ろから抱きつく。
ナツィは驚いてちょっ、と抵抗し、背中の翼を消失させた。
「テメェ何すんだよ⁈」
くっつくんじゃねぇとナツィは金髪のコドモの腕を振り解こうとするが、金髪のコドモはふへへへへ〜と楽しそうな顔をして離れない。
「だってナツィかっこいいんだもーん」
「それとこれとは関係ないだろ‼︎」
「いいじゃーん」
金髪のコドモはナツィにひっついて離れない。
ナツィは近くで自分たちを見ているかすみの名を呼んだ。
「ちょっ、コイツどうにかしてくれ!」
離れないんだけど⁈とナツィはかすみの方を見やるが、かすみは静かに笑っているだけで何もしようとしなかった。
「…あ〜もぉぉぉ‼︎」
こっち来んじゃねぇぇぇ!とナツィは金髪のコドモを強引に振り解くと、そのまま駆け出す。
あ、待ってよナツィ〜と金髪のコドモもそのあとを追い始め、かすみもそれに続いた。