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終末を巡る_11

「きゅうう…」
疲れたらしい林檎が琥珀を引っ張るのをやめ、座り込んだ。
『…大丈夫か?』
『つかれた』
琥珀が自力で懸命に進もうとするも、林檎がまた琥珀の耳や足を引っ張って助けてくれる。
_ガツン!突然、琥珀の背後で音が鳴った。
『!?えっ!?なんだ!?』
振り返ろうとするも頭をダクトの側面にぶつける。
『…狭い…』
『なんかきてる?』
琥珀よりも耳の良い林檎が慌てだし、琥珀を懸命に引っ張った。
『…いい、先行け』
琥珀は林檎の腹を鼻で押す。
『う、でも、もう、きてる』
琥珀の耳にもダクトを鋭利なものが刺す音が聞こえてきた。

  • 企画に参加したい思いがありつつ
  • ポエム投稿しようかと思うけど思いつかない
  • SLBM
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  • 企画に参加したいって思いがあるだけ嬉しいですよ。
    入試シーズンで忙しいでしょうし、今回のプチ企画は期限を設けていないので忘れた頃に書いて投稿しても構いません。
    正直今回の企画は難しすぎたなーって後悔してますし。
    無理はしなくていいですよ。