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十六夜の満月

彼女は従者だった、彼女は完璧だった、主は長い命だった、彼女は短命だった、彼女は言った、「私の命ある限り、貴女の側にいます」と、だが彼女は願った、主と共に生き、共に死に、共に、永久に使えたいと...
森の奥にある神社、1人の巫女がいた、彼女にはもう1つの顔...眠ってる深い闇があると、彼女は知っていた、禍々しきそれに侵食されていると、今日は暗い夜、全てを包み込む、新月の日...
従者は、異変に気がついた、禍々しきそれが、目の前にいた、従者は気付いた、それがあの巫女だと、禍々しき巫女は従者に問うた、「君のそこにある願いを叶えてやろう、だが、毎月の新月の日、生け贄を寄越せ、食べ物だろうと人間だろうとどっちでも構わん、この人格も、新月の日しか、維持できんからな」、従者は承諾した、従者は主と同じ時を歩めるようになった、禍々しき巫女は、そこから消えた、しかし、従者は気付いてなかった、その生け贄が、枷になるということを...

  • なんとなく書いてみた
  • 7割方、妄想もとい一人遊びでやったもの
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