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とおくのあしおと

遠くの足音のように 心臓が脈をうっている。
ようこそ僕の暗闇へ 今こそ僕は暗闇へ。
歩いていけるのかもしれない。 心臓を連れて。 心臓を連れて。
魂に酸素をあげよう。 窒息しないように。 燃え続けていられるように。
星が瞬いている。 月が綺麗だ。 散らばった欠片は 乱反射している。
空っぽのこの手も 実は世界と繋がっていて。
光には触れられないだろう。 掴めもしないだろう。 それがどうしたっていうのか。
歩いていけるのさ。 傷跡を連れて。 汚れた足で。 
遠くで足音がしている限り。

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