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魔法少女学園都市レピドプテラ:天蟲の弔い合戦 その②

「うん、良いよ」
ロノミアの言葉に真っ先に頷いたのは、双子の姉、ボンビクスだった。
「でも、何するの?」
双子の妹、アンテレアもそれに続く。
「うひひっ。悪い子に育ってくれて私は嬉しいよ。流石は初等低学年の頃から魔法に目覚めるような才覚の持ち主なだけはある」
ロノミアの言葉に、双子は誇らしげに胸を張った。
「で、『何をするか』だったか? 簡単だよ。“襲撃”さ」
「楽しそう! いつ?」
「面白そう! どこ?」
積極的な二人の反応に、ロノミアは満足げに頷いた。
「決行は明日。そして、ターゲットは……」
一度言葉を切り、ロノミアは焦らすように視線を双子に向ける。2人は前のめりになって言葉の続きを待っていた。再びニタリと笑い、ロノミアは口を開く。
「“甜花学園”。ここの隣の学区の学園さ」
その言葉に、双子の表情がぱっと輝いた。
「知ってる! 友達が通ってるよ!」
「何度か行ったこともあるよ!」
「ははっ! そいつぁ都合が良いや! 明日の放課後、お前らがここに来たら、そのまま突っ込む。覚悟の準備をしとけよぉ?」

  • 魔法少女学園都市レピドプテラ
  • 双子は8歳くらいで魔法が発現したそうです。
  • 道徳観バグってんのか?
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