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いま近くにいる大切な人

(長いです…!)
両親はもちろんのこと、長期休みでいつも遊ぶ親友もいるのですが、今日は大切なもう1人の友達について書きます。
高校生になって初めて出会い、3年間同じクラスでした。以前掲示板にも書いたように、僕は人のために動くのが癖で自分をいつも色々と抑えていたり、物事を深くまで考えすぎたりしてしまいます。
そんな僕の良き理解者であったのが彼女(付き合ってはいません)でした。
3年生で、東日本大震災後に作られた『群青』を指揮することになったとき。彼女は伴奏者でした。
僕はその歌を指揮することが嫌でした。なぜなら、僕が中3のときに震災時の映像や画像、実話などを観たときの記憶が蘇ってくるからです。
だからその曲を聴くと、あの場で震災を経験していない僕でさえも胸が苦しくなって涙が止まらなくなります。
指揮者は本気で嫌だったけど、担任やクラス内の声でやるしかなくなりました。
彼女曰く僕が一番話しやすい人だったらしく、そんな僕がぐちゃぐちゃの感情を持つ人間のはどうなのかなと思っていました。
でも彼女はそんな僕を受け入れてくれて、常に認めてくれるような言葉を投げかけてくれました。
こんな友達は初めてでした。
合唱コンクール残り2日の夜、学校に残って2人で色々話をしたときに、「どんなあなたでもいいからいつまでもあなた自身でいてほしい」と言われました。
僕の価値観とか考えなんて丸っきり分かってもらえないと思っていたので、初めて友達の言葉で心が揺れました。
合唱コンクール前日は休ませていただきました。心が弱っていたのもあるけれど、もう少しあの言葉を噛み締めたかったからかもしれません。
結果的に銅賞をいただきました。が、僕が一番嬉しかったことは、彼女の伴奏で指揮をすることができたことです。

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