「み、右利きです。」
ミルが突然の質問に慌てて答えると、矢継ぎ早に次の質問が飛んでくる。
「そうか…体重は?」
「えっと、40㎏です。」
ええ、そんなに軽かったっけ、とリンネが呟く。
エルがギロリとリンネを睨むと、彼女は慌てて弁解を始めた。
「ちょっと、何その目!私はちゃんと食べさせてるってば!そもそも、きちんと食事をした上でその体重なら問題ないでしょ!体質だよ体質!」
「…そうか?」
「そうだよ!ちゃんと一人前食べてるよ彼は!」
見かねたミルが、きちんと三食食べてますよ、と加勢すると、漸くエルは彼に視線を戻した。
「ま、採寸はこんなとこか。次は魔力量の測定だ。測定器は奥だから、靴脱いで上がってくれ。」
「はい…。」
「ついでに私も測ろうかな。杖の調節お願いするよ。」
三人はカウンターの奥へ上がっていった。