「きーちゃんは?」
その言葉にナツィは、は?と聞き返す。
「キヲンならそこに…」
ナツィは先程キヲンが歩いていた前方を見やるが、そこには誰もいなかった。
あるのは人混みくらいである。
「あーもうアイツ…」
ナツィは呆れ顔で呟く。
それを見たピスケスはうふふと笑った。
「またどっか行っちゃったわね」
「そこ笑う所じゃないでしょ」
ピスケスの言葉に寧依はシリアスに突っ込む。
ピスケスはうふふふふと口元を隠した。
「…とにかく、探すか」
またこないだみたいに変な奴に攫われてなければいいんだけど…とナツィは呟いて歩き出す。
「そうね」
その場に残る魔力を追跡すればすぐに追い付くでしょうからとピスケスもそのあとに続く。
露夏、かすみ、寧依も頷くと2人のあとを追った。