そうして、キヲンは路地裏で出会った謎の人工精霊と共に商店街の方を目指し始めた。
その最中に、2人は色々な話をした。
「へぇ、アンタ、ここの動物園に行ったのか」
「うん、すごかったよ!」
人工精霊の言葉にキヲンは飛び跳ねつつ答える。
「キミは行ったことある?」
「うち? 行ったことないなぁ」
キヲンの質問に対し、人工精霊は上を見つつ呟いた。
「実はあたし、この街に来てから日が浅いから、意外とこの街のことよく分かってないんだ」
人工精霊がそう言うと、キヲンはふーんと頷く。
人工精霊は続けた。
「それにうちはそんなに自由に動ける身でもないから…」
その言葉にキヲンはどういうこと?と目をぱちくりさせる。
人工精霊はキヲンの方を見やって、あぁそれは…と言いかける。
しかしここでトゥイーディア?と2人の後方から声が聞こえた。
2人が振り向くと、そこにはサイバー風ファッションのジャケットを羽織りフードを目深に被った誰かが立っていた。