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廃都鉄道 right 4

「え、そ、そんな!良いですよ、ちょっと切れただけですし…!」

慌てて断ると、彼女はかぶりをふった。

「いえ、ああいう奴らは総じて武器の手入れが悪いですから。破傷風が怖いんですよ。お客様も、傷自体は浅そうですが傷周りが汚れてますし…」

破傷風は確かに怖い。ここは、ご厚意に甘えて治療してもらうことにしよう。

「わかりました、ありがとうございます…」

電車は速度をおとすことなく進んでいった。

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