「こしふう殿。拙者が、上までお供しましょ
う。」
とーやまは女に優しい。いや、女が好きなのだ。
「あなたはなぜ我留豆村に行くのでござるか?」
「私は旅をする者でして、我留豆村に興味があったんです。でも私、人に話しかけるのが下手で…
あなたのような優しいサムライに会えて嬉しかったです。」
これはチャンスだ。と同時に我留豆村に入った。
「拙者はあの村で一番のサムライでの。みんなワシを見て逃げて行くのだ。でもあなたのような優しい人に会えて良かった。もし良かったら、拙者と… あれ?こしふう殿?
とーやまはこのようなチャンスが来ると9割がダメになるのだ。
「はぁ。そういえば腹が減ったの。」
「そこのおサムライさん。お一ついかが?」
その声の主は…