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回復魔法のご利用は適切に!_14

通報から数分後。学校に警察が大勢来て、美術室で犯人に威圧し続けていたシオンとエリザベスも保護された。
「まさか全校の人たちみんな人質にとるつもりだったとは…」
「でも快楽目的でなくて安心しましたわ。もっと酷いことになってしまったかもしれませんもの」
ここは学校の近くの交番である。
「しかし…とんでもない体験でしたわ…こんなことを人生で一度でも経験するなんて思いませんでした」
「そうだねぇ。もう怖いものないかも!あっ…やっぱり嘘。おばけはだめだな…」
「あら、おばけ苦手ですの?可愛らしいことを聞いてしまいましたわ」
「うう、リサちゃんのこと守れないよぅ…」
「守ろうとしてくださるだけで十分ですわ。ああそうそう!このあと一緒に遊園地へ行きませんか?お化け屋敷に行きましょう!シオンさんが今まで守ってくださった分今度は私が守って差し上げますわ!」
「ええ…遊園地は行きたいけど…お化け屋敷は勘弁だよぉ」
これは、シオンの人生を変えた学園生活の最初の1週間の物語である。

  • 魔法少女学園都市
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