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黑翆造物邂逅 Act 3

「…」
カシミールはその人物を見て目をぱちくりさせる。
その人物はカシミールより少し背が低いくらいだが、外は暖かい上、今は屋内にいるのに黒い外套を着て付属の頭巾で顔を隠しているのだ。
さらにカシミールが今までに感じたことのないような“妙な気配“もする。
なんなんだろう、この人、とカシミールはつい不思議に思うが、そう考えていると外套の人物はちらとカシミールの方を見やった。
外套の頭巾の下からちらりと見える冷たい目に、カシミールはびくりとする。
「あ、ご、ごゆっくり〜…」
カシミールはぎこちない笑顔を浮かべると、慌ててそのテーブル席から離れ、カウンターへと戻っていった。

  • 黑翆造物邂逅
  • ちなみにこのエピソード、まだ書き終えてないんだ
  • 近いうちに終わりそうだからいいけど…
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