0

空想少年要塞都市パッセリフォルムズ -Japanese Robin- 22

「べ、別に、嫌ならいいけど……」
「もっちろん‼︎」
アカの言葉を遮るように、トログは明るく声を上げた。アカは驚いたような顔をする。
「ボク、アカの隣にいるよ!」
「あと、サンダーバードのみんなも‼︎」とトログは前方を歩く仲間たちの方を見やった。
アカがトログの視線の先を見ると、クリス、モザ、ロディの3人が笑顔でこちらを見ている。
「いい……のか?」
「そうだよ!」
目をぱちくりさせるアカに対し、トログは大きく頷く。
「だってボクたちは仲間だからねっ‼︎」
「そうでしょ、みんな!」とトログが仲間たちに聞くと、クリス、モザ、ロディはこう答える。
「そりゃあもちろん」
「おうよ!」
「うん!」
その返事にアカはポカンとするが、トログは「だって!」とアカの方を見やる。
「だから、行こう!」
トログはそう言ってアカの手を引いて走り出す。アカは一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに笑みを浮かべて駆け出した。

〈おわり〉

  • 空想少年要塞都市パッセリフォルムズ
  • これにてこのエピソードはおわりっ‼︎
  • でも解説があるのでもう少し続く
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。