私はダンサー
冷たい床の上を歩き
小さな輪の中に生きて
私を旅し
息を飲む程静かに踊る
やがて花びらの全てが君を飾る
花びらは君の無音の愛に溶ける
君はダンサー
曲がりくねった坂道を走り
寂れた街を抜けて
手に余る技術の海に溺れ
見せかけのフリーダムの上で踊る
やがてクローン等(ら)が君を追いかける
クローンは君の屍を横たえに来る
僕はダンサー
広い野の中で
息が切れるまで
息が切れるまで踊り続ける
君はダンサー
広い牢の中で
血を吐いても
血を吐いても踊り続ける