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磨羯造物茶会 Act 18

「⁈」
ナツィは突然の出来事に目を丸くしつつ着地する。
弾かれた大鎌は空中で霧散するように消滅した。
「…こんなものか」
カプリコルヌスはそう呟いて、ナツィに蹴りを加える。
ナツィはなにがなんだか分からないまま吹き飛ばされ、地面に身体を打ち付けられた。
「伝説の魔術師が作り上げた最高傑作も、落ちたものだな」
ナハツェーラー、とカプリコルヌスは騎槍を軽く振ってナツィに近付く。
ナツィは立ち上がろうとするが、地面に強く身体を打ち付けられたことでうまく立ち上がることができない。
そのままカプリコルヌスはゆっくりとナツィに向かって歩いていった。
「…どうしようかすみ!」
ナツィがやられちゃう‼︎と戦いの様子を見ているキヲンは隣に立つかすみの袖を引く。

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