時というものは
ずっと川のように流れ続けている。一定方向で
一匹の魚が戻ろうとしても川の流れの力に負けてしまうように
人間もそう過去に戻ろうとしても戻ることが不可能である。
強制的に未来へ向かっていくのだ。
時の流れが遅いと感じても
たわいもない普通の日々でも
当たり前と思っている日々でも
いざとなるといつのまにかこんなに時がたっている
時の流れが速いと感じるだろう。
時というものは
一定の速度で円を何周もしている。
時というものは
今も流れ続いている。
生きる軌跡が終わるまで。