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二秘造物外出 Act 13

「確かにそうだけど」
「ちゃんと見てないと貴重な瞬間を見そびれちゃいそうだしー」
ねー露夏ちゃん?とキヲンはテーブルの反対側に座る露夏に目を向けた。
露夏は、おう!と頷く。
「2人ががっつりいちゃついてるところなんてなかなかお目にかかれないし!」
あのナハツェーラーがガチデレしてるところなんて見られたら最高だわな!と露夏は立ち上がった。
「まぁそれはそうだけど…」
「とにかくナツィを追っかけたい!」
「おもしれーもん見てぇじゃん⁈」
ピスケスはつい苦笑いするが、キヲンと露夏は楽しそうに目を輝かせる。
「それはわかってるわよ…」
でもちょっと騒ぎ過ぎというか、とピスケスは続けた。
それに対しキヲンが、えーピスケスはナツィとかすみのいちゃいちゃ見たくないの〜?と首を傾げる。
ピスケスは、そんなこと言われても、ねぇ?とテーブルの向こうに目を向けた。
「?」
キヲンと露夏がそちらに目を向けると、上着のポケットに両手を突っ込んだナツィがテーブルの目の前に立っていた。

  • 二秘造物外出
  • そろそろこのエピソードもおしまい
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