「さっむ!!」
声を上げながらブケファルスが玄関の扉を開けると、居間から寒いという文句が3人分聞こえてきた。
「早くドア閉めてよー」
カウダに急かされうるさいなと返しながら急いで居間まで駆けると、こたつが出ていた。
「え、こたつ!?勝手に出したのか!?」
3人ともがっつりこたつに入ってアイスを食べている。ブケファルスはなんだか怒りたいようなそこに混ざりたいような複雑な気持ちになった。
「というか…そろそろ年越しなのにどこ行ってたの?」
フスの疑問にブケファルスは右手に持ったビニール袋を見せた。
「おでん買ってきた」
3人は歓喜の声をあげる。特に喜んだのはカメルスである。
「よっしゃ!じゃあ食おーぜ!年越したらそばもな!あ!年越しの瞬間ジャンプしねぇ?」
「子供かっ!」
ブケファルスはちらっと自分のレヴェリテルムを見て微笑み、こたつの空いた場所に滑り込んだ。