「…それで、わたしに何の用があって会いに来たの?」
ていうか、何でわたしの塾が分かったの…?とわたしはヴァンピレスに尋ねる。
ヴァンピレスは、まぁ貴女のあとをつけてたのよと答えてから、ブランコを漕ぎつつこう答える。
「ちなみに貴女に会いに来たのは、”提案”があるから来た、って所かしら」
「”提案”?」
わたしは思わず聞き返す。
ヴァンピレスはそうよ、と続けた。
「貴女への”提案”…それも、”協定”の”提案”よ」
ヴァンピレスはキィ、キィと音を立てながらブランコを漕ぎ続けていたが、そう言って不意に漕ぐのをやめる。
そしてわたしの方を見た。
「…貴女、わらわと手を組まない?」
ヴァンピレスはそう言って微笑む。
わたしは、え、と呟いた。
「ど、どういう事?」
「どういう事と言われても、文字通りの意味よ」
わたしの質問に対して、ヴァンピレスはそう返してまたブランコを漕ぎ始める。