0

飾、燭、仄、式

瞬く煌びやかな星々のなかに

​一際目を引く漆黒の影

​星ゝの輝きを受け止めるように黒く

​そしてなにかを吸い込むように異彩を放つ

​凝らさずには見えず去れどそこには必ず在る

​そこに在ることを 誰も認識せずとも

その場所だけが 虚実の一片さえも拒み

ただ 研ぎ澄まされた夜の濃度を保っている

​外へ放たれるべき光はすべて

内側にある 揺蕩う深淵へと収束し

熱さえも 音もなく一点に凝縮されていく

​それは 完成された揺るぎなき孤独

​誰に知られる必要もなく

ただ 絶対的な重力としてそこに在ること

その影の淵をなぞる視線さえ

二度とは戻れぬ 暗黒の灯火へと溶けていく

​光さえ届かぬ 静寂の深部

ただ揺るぎなく この世界の均衡を

その黒い輪郭だけが 守り続けている

  • 再会しました
  • まだひきずります
  • 二十歳を祝う会
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。