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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 24.ヴァンピレス ⑥

「わらわと貴女で手を組まないか、ただそれだけ」
ヴァンピレスはそう言って地面を軽く蹴る。
わたしはただただ困惑していた。
「貴女、もしかしなくともよく一緒にいるネクロマンサー達に引け目を感じているでしょう」
ヴァンピレスはふと呟く。
「彼女達はつい前々から仲良くしているけれど、貴女はつい最近になってから共に行動するようになった」
それ故に疎外感を感じていないかしら?とヴァンピレスはブランコを漕ぎ続ける。
わたしは…そんなの、と言いかけるが、ヴァンピレスはブランコの動きを止めつつ、あら、否定しなくてもいいのよ?とわたしの方を見やった。
「貴女はしょせん異能力を持たない常人なのだから」
ヴァンピレスはにっこりと笑う。
わたしはどきりとして、塾の教科書やペンケースの入った膝の上のトートバッグをつい抱きしめた。
「あらあら、図星のようね」
貴女がなんとなくネクロマンサー達に馴染み切れていないこと、わらわは知っているのだから、とヴァンピレスはブランコから降りてわたしに近付く。
わたしは、そんな訳ないと横に首を振るが、ヴァンピレスは気にせず続けた。

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