「アンタ、何か考え事してる?」
「うっ」
わたしはネロの言葉についびくつく。
それを見てネロは…いや、と呟いた。
「別に何かアンタが考えている事について聞くつもりはないんだけど…」
ちょっと気になって、とネロはわたしから目を逸らす。
「黎も何か気にしてるみたいだし、そもそもアンタ今日はいつもの場所にいなかったしさ…」
何かあったのか?とネロは手元のメロンソーダフロートをストローで吸い上げる。
わたしは、あ、うーん…とつい目を泳がせた。
ここはネロ達に全てを話すべきだろうか?
話したら話したで助けてくれそうな気がするけれど、そんな事をすればわたしの身が危ない。
どうしたものか…とわたしが思案していると、不意に黎の左隣に座る耀平が、お前さと話し出した。
「今日は何か調子悪そうだよな」
「えっ?」
わたしが驚くと、耀平はいやさ~とテーブルから身を乗り出す。