「どうして昨日はお家に帰らなかったの⁇」
キヲンの質問に、ナツィは答えない。
「ボクさー、ナツィたちに出会ってから1年くらいしか立っていないからよくわかんないけど、お家に帰らないのはダメだと思うんだ」
保護者のおじいちゃんが心配すると思うし、とキヲンは続けた。
「それに…」
「嫌だね」
キヲンの言葉を遮るように、ナツィが口を開く。
キヲンは少し驚いたように目を見開いた。
「俺は、今アイツのところに帰りたくないだけだし」
「えっ、じゃ、いつ帰るの?」
「気が向いたら帰る」
「そんなー」
「お前には関係ない」
「関係あるよ!」
2人は暫し言い合ったのち、キヲンが声を上げて立ち上がる。
そしてキヲンはナツィの方を見て、こう笑いかけた。
「…ボクたち、友達でしょ?」
その言葉に、ナツィは顔をしかめる。