「じゃあどうやって行くの?」
「それは…電車で終点まで⁇」
キヲンに聞かれてそう答えたピスケスは、自らの保護者の方を見る。
歳乃は遠いよ、と人工精霊たちをじっと見た。
「でも行くしかないよね!」
ねーかすみ!とキヲンは隣に立つかすみに尋ねる。
かすみはうんと頷く。
「やっぱり、ナツィに聞きたいことが色々あるから」
だから、行こう!とかすみはピスケスや露夏を見た。
「…それなら、行くしかないわね」
そうでしょう、露夏?とピスケスは露夏の方を見ると、露夏はわかってるさと頭を掻く。
「かすみやきーちゃんがそう言うんなら、おれはついてくぜ」
露夏のその答えを聞いて、かすみはありがとうと微笑む。
そして人工精霊たちは部屋の出入り口へと向かった。
部屋に一人取り残された歳乃はそんな人工精霊たちの背中を静かに見送ると、ポツリとこう呟く。
「いい仲間に恵まれてるじゃない」
あの子も、と歳乃は言って、目の前の“監視システム”の電源を落とした。