「…お前、ホントになんできーちゃんやかすみにあんなこと言ったり急にいなくなったりしたんだよ」
「そんなのお前には関係ない」
「関係あるだろ!」
露夏とナツィがそう言い合ったのち、ナツィは黙れ‼︎と叫ぶ。
「テメェらには、テメェらにはなにも関係ないんだ!」
だから放っとけよぉぉぉぉぉ‼︎と声を上げながら、ナツィは短剣を構えたまま露夏に向かって駆け出す。
思わぬ動きに露夏は一瞬怯むが、咄嗟に包丁でナツィの短剣を防いだ。
「お前、なんでそんなに放っとかれたがるんだよ!」
「うるさい黙れ‼︎」
「黙ってられるかーっ‼︎」
露夏は自らの得物でナツィを押し切り、後方に飛び退く。
「1週間も家に帰らず、大好きな奴のところにも姿を見せない奴のことなんて放置したらマズいだろ‼︎」
露夏はそう叫ぶが、ナツィは短剣を向けたまま、そんなん知るか!と言い返す。
「俺はそこにいたくないからいなかっただけなんだよ‼︎」
テメェらの心配なんかいらねーし‼︎とナツィは短剣を構えた。
その切っ先からは紫色の火球が生成された。