0

墓想造物茶会 Act 36

「なんで?」
「いや、シンプルにその親戚は屋敷に俺がいるってことを聞いてなかっただけだし」
イチイチ驚くな、とナツィは露夏を睨む。
露夏は…あ、うんとぎこちなく頷いた。
「それで俺の存在を知らなかった屋敷の持ち主は、“学会”に連絡しようと思ったんだけど…その前に俺の保護者が件の屋敷のある街に来て、俺の噂を聞いて屋敷に来たんだ」
ナツィは続ける。
「アイツは興味半分で俺を見に来たらしいんだけど…なんていうか、たまたま同行していた“アイツの奥さん”が俺を気に入ってしまって、それであの保護者の元に引き取られることになったんだよ」
「…ちょっと待て、“奥さん”⁈」
お前じーさんだけじゃなくばーさんもいたのか⁈と露夏がナツィの話に割り込む。
ナツィは、別に驚くことでもないしアイツらは俺の祖父母じゃないんだがと不快そうな顔をした。
それはそうだけど…と露夏は言うが、その間キヲンはねぇかすみ、と隣にしゃがむかすみに声をかける。

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。