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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ⑩

「急に出てきて『ヴァンピレスを止めるための協力をしてほしい』なんて、ちょっと都合がよすぎるし」
第一コイツを経由して依頼しようとか…なんかうさん臭いじゃん、と耀平はわたしを親指で指し示す。
わたしは、う、うさん臭いって…と引くが、耀平の言葉に続きネロがだよね、とうなずいた。
「なんか絶対隠してるでしょ」
「隠してないよ」
「絶対なんかある」
「なんもないって~」
ネロと逢賀さんは暫くそう言い合っていたが。ふと師郎が…なぁ、と小さく手を挙げる。
「お前さん、俺達に協力してほしいって言ってるけど、具体的にどう協力してほしいんだ?」
師郎がそう聞くと、逢賀さんはあぁ、それはねと答えた。
「ヴァンピレスから、異能力そのものを取り上げる事なんだ」
「…えっ?」
わたしは彼の言葉に思わず呆然とする。

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