ただ其処に そう在るだけの物事へ 訳や価値を塗して それを神と呼んだの 人は 空虚に耐え切れない 人は 自ずから在ることができない 手当たり次第に暴き立てて 神は科学に切り刻まれた 人は 空虚に耐え切れない 人は 自ずから在ることができない 何もかもを検分し"確かなもの"にすることは 何もかもの本質を 手放したのと同じ 己の周囲を暴かずに居られないということは 己の不確かさを 認めたのと同じ