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夜桜

​夜桜の下でポツリと呟いた
「綺麗」
その時のあなたの瞳は 今もまぶたの裏に焼きついている

​23時30分
静まり返ったあの日の帰り道
私は何を言えばよかったんだろう

​「またね」

それだけじゃ、だめだったのかな
もう二度と戻ってこないあの時間を悔やみ
夜風に冷たく溶けていく
​時計の針は進んでも
私の時は進まない
静寂に包まれた、この桜の木の下で
今もずっと覚えている

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