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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ⑰

「じゃ、ぼくはこの辺で」
次は作戦の決行日ね~と手を振って、逢賀さんは駄菓子屋から去っていく。
わたし達はそれを静かに見送った。
「…なぁ、アンタ」
逢賀さんの後ろ姿を見送ってから、ネロがわたしの方に顔を向ける。
わたしはどうかしたの?と聞き返した。
するとネロは、少しお願いがあるんだけどさ…と切り出す。
「今の作戦の決行日は、ボクらの所に来ないでくれない?」
「えっ」
わたしはついポカンとした。
「どうして…」
「どうしてって、アンタはあの作戦に必要ないからだよ」
ネロは強い口調で言い切る。
「さっきのヴァンピレスの兄貴と話し合った作戦では、アンタの存在は考えられていなかった」
だから出てこない方がいい、とネロは続ける。
わたしはだけど…と言いかけるが、ネロはなんだよと顔をしかめた。
「ボク達の事が心配だから来たいとでも?」
「あっ、まぁそうだけど…」
「そういうの迷惑なんだよ」
わたしの言葉を遮るように、ネロはそう続ける。

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