「お前さんの身を守るためだから、そのためと思って我慢してくれ」
「まぁ、そうだけど…」
わたしは納得し切れずうつむいた。
「とにかく、アンタはこの作戦に関わるな」
自分の身が惜しければ…とネロはいつの間にか光らせるのをやめた目をわたしから逸らす。
その場に微妙な雰囲気が流れた。
わたしもネロ達も、その気まずさから皆目を合わせないようにしていたが、やがてネロが行こうと呟く。
耀平がそれに、そうだなと答えて立ち上がって歩き出し、黎と師郎も顔を見合わせて続いた。
わたしはその場に立ちすくんだままだったが、少し気になる事が頭をよぎったので、ねぇと彼らを呼び留める。
すでに歩き出していたネロ達は足を止め振り向いた。
「ネロ達は、ヴァンピレスを襲撃する作戦に、本気で賛成してる?」
わたしの言葉に、どうしてそんな事といぶかしむ。
だって、とわたしは続けた。
「ネロは最初あの作戦に賛同してなかったし、そもそもヴァンピレスがあぁなったのが家の問題もあるって…」
「何、今更アイツに同情かよ」
「そういう訳じゃなくて!」
わたしは思わずネロの言葉を遮る。