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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ㉔

「もしかして、守秘義務があるような悩み?」
「いや、そういうのじゃないけど…」
なんか、言いにくいというか…とわたしは目を泳がせる。
それを聞いてミツルはふーんとうなずくが、ふと何かを思い出したように、あ、と呟いた。
「そういえば、ネロ達は?」
今日は一緒じゃないのか⁇とミツルはわたしに向き直る。
「あ、あ、うん…」
「もしかして悩み事って、アイツら関連?」
「えっ、そうだけど…?」
ミツルの質問に対し、わたしはついそう答えた。
するとミツルはなるほどね~と腕を組む。
「アンタは異能力を持たない一般人だけど、ネロ達は異能力者だからなー」
その辺の違いで悩むのは致し方ないよ~と、ミツルは笑いながら続けた。
わたしはあんまり笑わないでよ…と突っ込んだが、ミツルはまぁまぁそんな深刻な顔すんなって、と手をパタパタさせる。
「今のアイツらはアンタの事を、前程邪魔がっていないみたいだし」
「えっ?」
わたしは彼の言葉に思わず声を上げる。
ミツルはあれ、気付いてない?と首を傾げた。

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