「アイツら、アンタが近くにいてもそこまで嫌な顔してないっぽいし、第一アイツらはヴァンピレスに遭遇したときにアンタを真っ先に逃がすみたいだろう?」
それならもう、鬱陶しがったりしてないと思うぜとミツルは笑う。
それに対しわたしは、でも…と言いかける。
しかしミツルは、いやいや、そういうのは自分の”意思”の問題だからと続けた。
「アンタはネロ達と一緒にいたい、という”意思”があるんだろ?」
ミツルはわたしの目をじっと見据えて言う。
「それなら、一緒にいてもいいんじゃないか?」
アンタの”意思”は、大事にした方がいいぞ、と力強く言葉にした。
「それは…そうなんだけど」
でも、ネロ達に今日は会うなって言われてるし…とわたしはうつむく。
するとミツルは、えっどうして?と聞いた。
「え、あ…実はここだけの話、ネロ達はヴァンピレスを倒しに行っちゃって」
「…えっ、ヴァンピレス⁈」
わたしが恐る恐る小声で言ったのに、ミツルは大きな声で驚く。
わたしは人に聞かれたくなかったので、ちょ、ちょっと…と彼を諫めようとした。
しかしミツルは、えーマジか…とポカンとしている。