0

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ㉖

「どうしてそんな事になったんだ⁇」
「えっ、いや、ヴァンピレスのお兄さんって人が、あの子を止めようって提案してきて…」
「あーなるほど…」
ミツルはわたしの説明に納得しているのかしていないのか、自らの顎に手を当てる。
「…それで、ヴァンピレスを倒すって、具体的にどうするんだ?」
ミツルがわたしに向き直ってそう聞いたので、わたしはあー、と呟いた。
「ネクロマンサーがヴァンピレスを追い詰めて、最終的にヴァンピレスのお兄さんが異能力でヴァンピレスの異能力を取り上げるって…」
「結構派手にやるな」
ミツルは少し驚いたように続ける。
「で、ネロ達はそれに乗り気なのか?」
「え、まぁ、うん…」
「本当に⁇」
わたしのあやふやな返事に、ミツルは神妙な顔で聞き返した。
わたしは思わず言葉に詰まってしまう。
「…違うのか?」
「どう、なんだろう」
ミツルの問いにわたしはつい首を傾げてしまう。
どうって…とミツルは呆れたように苦笑した。

  • ハブ ア ウィル ―異能力者たち―
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。