【これは確か二作目です】
朝が来る前に目を覚ましてさ
窓を開けたら 風が吹いた
誰もいない街を見下ろしてさ
小さく息を吐いた
この手に触れたものは みな
いつか消えてしまうと知っている
だからこそ 今 強く握る
温もりのすべてを
木々が囁く 丘を越えて
川の音が 遠く響いて
私はまだ ここに立っている
愛おしい世界の中で
生きている ただそれだけで
胸が痛くなるような この瞬間を
唄にして 風に乗せよう
あなたの明日へ 届くように
夜が明けてまた一日が
同じように始まっていく
変わらないものなどないと
誰かが言うけれど
この目に映るものは みな
いつか色を変えると知っている
だからこそ 今 強く見つめる
儚さのすべてを
雨が降り注ぐ 古い橋で
影が揺れて 水に溶けて
私はまた ここでうずくまる
愛おしい記憶の中で
「生きていたい」ただそれだけの
願いすらも危うくなっちゃってさ
「頑張れ」の周りの声も
いつしか重しとなっちゃってさ
自分の役目はなんだろうと
膝を抱えて考えてみてさ
自分は役に立ってるんだろうかと
呼吸の仕方を忘れちゃう今日も
落ち込むことも 泣いちゃうことも
悪いことなんかじゃないよ
笑顔を作ることも
感情を偽ることも
正しいこととは限らないんだよ
生きている ただそれだけで
あなたは人の役に立っててさ
自分を待ってくれる人が
いないなら
私が待つよ
「生きてほしい」君に願うよ
生きる理由なんか探す必要はないよ
「生き続ける」それこそが
生きる理由なのだから
愛しい世界よ
私はここに立ち続ける
風が吹くその向こうで