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Tell us terrible Terrors:のろい、まじない、きりはらい その⑩

数ブロック先のビル陰に駆け込み、2人は息をついた。
「マジかぁ……あの人平気で殺しに来るじゃん……」
その場に座り込み、ため息交じりに清嘉が吐き出す。
「いやはや……とんだお転婆でしたねぇ……」
燿子も膝に手を付いて咳き込み、苦笑しながら言う。
「っつーかなんでさっきいきなりエアガン撃ったんだよ……そりゃ向こうも怒るって」
「え? あれ、センパイ知らないんですか、これ?」
燿子は再び、ホルスターからエアガンを取り出す。
「対怪異汎用射撃装備“霊火”。学校で貸し出してる武器ですよ。講習受けなかったんですか?」
「受けてないけど……武器? ただのエアガンが?」
「何でも、怪異相手には普通にダメージ出るらしいですよ?」
「そりゃ人間相手じゃ普通にキレさせるだけになるよなぁ……」
「新たな発見です……」
2人が“霊火”を見ながら話していると、何かを引きずるような音と軽い足音が近づいてきた。
「ん、戻ってきた」
2人が顔を上げると、そこには左肩から腰に抜けるように両断された状態の“メリーさん”が立っていた。下半身側に残った左手と上半身側に残った右手を繋ぎ、切断されたパーツをその場に残すことなく足を回して離脱し、2人との合流に成功したのである。
『私メリーさん。真っ二つになったけど逃げてきたの~』
「よく頑張った、“メリーさん”。…………しかしまぁ……どうすっかなぁ…………」
「どうしますかねぇ…………」
「コックリさんに聞いたら何か教えてくんねーの?」
「無理ですよぅ。“コックリさん”が教えてくれるのは『過去の情報』だけです。霊たちに文字通り『持ってきてもらう』のが“コックリさん”なので、まだ存在しない未来の話は教えてくれないっていうかできません」
「……そう都合よくはいかないかぁ……」

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