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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ㊵

「だってわたしは、かつてヴァンピレスと同じだったから」
わたしは続けた。
「わたしもずっと独りで、周りの人達から邪険にされて、ヤケになって全てを終わらせようとした」
でも、とわたしは右側を見やる。
「わたしは、ネロ達と出会った」
ネロ達だけじゃなくて、他にも、色んな人達と出会って…いつしか、この日常に意味を見出せるようになった、とネロに目を向けた。
ネロは微かに驚いたような顔をする。
「だからヴァンピレスもそうなれるはず…」
「そんな訳ないじゃない」
わたしが逢賀さんに目を戻した時、不意に背後から声が聞こえた。
ハッと振り向くと、ヴァンピレスが地面に座り込んでワンピースの裾を握りしめている。
思わぬ言葉にわたしが呆然としていると、ヴァンピレスが顔を上げた。
「わらわが、他の異能力者と…人間と、仲良くなれる訳、ないじゃない」
だってわらわはヴァンピレスよ?と彼女は涙目で続ける。

  • ハブ ア ウィル ―異能力者たち―
  • また投稿の間隔が空いてしまった…
  • でも今週中でケリがつく…はず!
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