SUPER BEAVERの「それっぽいふたり」という曲を聞き、歌詞からイメージを膨らませてライナーノーツを書きました。
ライナーノーツ それっぽいふたり
気持ちを声に乗せて君を求めてしまうと、しらけてしまうような関係だから。
心と体、許したつもりで、それ以上は求めなかった。
求められなかった。
初めから過ちとわかっていた燃えるような恋の賞味期限は、とっくに切れていたけど、まだ恋の面影の味がする気がして、いつまでも噛み続けていた。
良くはなくても、悪ではないと信じていた。
情はあるけど、愛と呼ぶには遠く及ばず。
君のいない朝は、過ちを過ちとしてちゃんと認識するから、自分が馬鹿みたいだと頭が冴えて嫌いだった。
だけど、この過ちすら恋だと思っていた。
今更思い出して馬鹿みたいだけど、君の事が、きっとちゃんと好きだった。
次の夜に、君はもう来ない。
それが間違いだとも思わない。
答え合わせもできないまま、うやむやにそれっぽいふたりを終わらせた。