しとしとと雨が降る午後。
住宅街の片隅にある小さな公園の木の下で、どこか異質なコドモたちが雨宿りをしている。
先ほどまでは空は曇っているくらいだったのに、急に雨が降り出してコドモたちが公園で遊べる状況ではなくなったのだ。
しかも誰も傘を持ってきていなかったので、公園の片隅にある大きな木の下で雨宿りをすることになったのである。
「ねー、この雨いつ止むかな〜?」
雨宿りをするコドモたちのひとり…短い金髪に白いカチューシャをつけたコドモ、キヲンが、後方で木の根本に座り込むゴスファッションの黒髪のコドモに尋ねる。
黒髪のコドモ…ナツィは、知るかよとそっぽを向いた。
「魔術をもってしても自然の摂理に干渉することは基本できないんだし」
「えっそうなの?」
そう言って首を傾げるキヲンに対し、ナツィはそうだよと冷たい目を向ける。
「お前、人工精霊の癖に知らないのか」
「えー知らな〜い」
キヲンはそう言って笑うと、仕方ないわよとナツィの傍に佇む青い長髪のコドモ…ピスケスが付け足す。