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紅狗造物茶会 Act 5

「ねぇ露夏ちゃん」
不意に夏緒が露夏の方を向いたので、露夏は、ん?とそちらに目を向けた。
「久々に、家に帰らない?」
夏緒の言葉に、露夏は少し驚いたような顔をする。
夏緒は続ける。
「だって最近ずっと家に帰ってきてないし、なんかピスケスの家に泊まってるっていうし」
たまには家に帰ってきてよ、と夏緒は笑いかける。
「磨衣ちゃんも“お父さん”も寂しがって…」
「あーごめん」
夏緒の言葉を遮るように、露夏は謝った。
「おれは、あの家に帰れない」
「…どうして」
顔から笑みの消えた夏緒は淡々と尋ねる。
露夏はいやー、さ、と頭を掻く。
「おれはピスケスに拾われた身、だから?」
アイツと一緒にいざるをえないというか、なんというか…と露夏は目を泳がせた。
その言葉に夏緒は首を傾げる。
「でも、露夏ちゃんは夏緒の“家族”だし…」
「“家族”でも、一緒にいられないことがあるんだ」
露夏は夏緒の言葉を遮るように呟いた。

  • 紅狗造物茶会
  • そういやこのエピソードの前に投稿したい番外編が
  • あったんだよな〜どうしよー
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