「それは“父さん”もちゃんとわかっている」 だからおれは帰らない、と露夏は夏緒の肩に手を置く。 夏緒はなにも言わない。 「それにこれはおれの意志…」 言いかけた露夏に対し、夏緒はひどい、とこぼした。 露夏は驚き、周囲の仲間たちの目線も集まる。 「ひどいよ露夏ちゃん」 夏緒は帰ってきてほしいのに、帰りたくないだなんてと夏緒は俯きながら続けた。 露夏は、いやそこまで言って…と慌てるが、夏緒は露夏ちゃんのバカと両手で顔を覆う。