「アイツのことが心配なのか」
つえーから大丈夫だろ、アイツとナツィはテーブルに頬杖をついた。
かすみはそう…?と首を傾げるが、ここでキヲンが、えーボクもしんぱーい!と元気よく手を上げる。
「露夏ちゃんいないと寂しいし!」
ボクたちは5人揃ってボクたちだもん!とキヲンは笑った。
「だから探しに行こ〜」
ねぇピスケス〜、とキヲンは自身の目の前で紅茶を飲むピスケスに目を向ける。
しかしピスケスは、そうねぇ…と目を逸らした。
「でも、アイツにそこまでする義理はないし…」
ピスケスが事を有耶無耶にするかのように呟くところを見て、なんだよ義理ってとナツィはこぼす。
「お前、よくアイツのこと自分の“狗”って言ってるじゃんか」
赤の他人じゃないんだろ、とナツィはピスケスを睨んだ。
「自分の“狗”であるなら、“飼い主”のお前が責任を取るべきだと思うんだけど」
違うのか、とナツィは低い声でピスケスに尋ねた。
ピスケスは少しの間驚いたように黙っていたが、すぐにそうねぇと目を逸らす。