燦々と日光が降り注ぐなかでも降ってくる 通り雨を恨めしそうに見上げながら 僕の知らない赤の他人に片思い中の君は どういうわけか僕を捕まえ愚痴ってくるんだ 「狐ですらお嫁に行くのにね」 僕は湿気をまったく感じる事の出来ない カラッカラに乾いた笑い声しか出せなかった でもふと思ったんだ 君になら化かされてもいいんじゃないかって もう化かされてるのかもしれないけど