0

どしゃぶりのバス停で 6

「どうしたの?さっきからぼーっとしてたよ」
「ううん、気にしないで」
「ふーん…あのさ、俺でよければ、その、相談、いつでも乗るからね?」
だれも、こんなことに気づいてくれなかった。
伊藤君は、見ていてくれたんだ。
見ていてくれる人がいる。それは、こんなに嬉しいことなんだ。
「ありがとう。」
これが、伊藤君との初めての会話。
初めて喋る女子にも、こんなに優しい伊藤君。
こんな人って、なかなかいない。
どこまでいい人なのだろう。

  • ただの恋愛小説で
  • 終わらせないように
  • 頑張りたいです
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。