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月は転じ、星は流れる

前をすっと向いて、 くちびるをきゅっと結んだ。 どうやらあなたは、 月をせがんだ私のこと、 まだ覚えていたみたい。 まぶたがおちるそのままに、 眠りにつくのはいつもあなた。 許してしまうのは、いつも私。 結局、 まるかばつかは、私が選んでいるでしょう。 なぜだか穏やかな心地で、 少しだけ浮遊感。 今度は星空を欲しがっても、 あなたは覚えていてくれるのかしら。

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