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第2交響曲

あれから2日、全ての準備が整った...
「パチェ、いくわよ!」、作戦はこうだ、クランがサーチ魔法と転送魔法を同時に展開し、サーチ魔法で補足してその後、ルナの分身(コウモリ)を、そこに転送するというもの、問題があるとしたら...
「パチェ!まだ!?」、「今やってるわよ!ん........いた!ルナ!準備!」、「了解、じゃ、やりますか」、「ルナ、早く!結構、維持大変なんだから!」、「わかってるわよ...」、ルナの分身であるコウモリが、魔方陣に飛び込んだ...
とある山道、団子屋でくつろぐ女性が1人、「(これ...けっこういけるわねぇ...ん?)」、目の前に魔方陣...そして、コウモリ、「(もう...あの子達ったらぁ...そうだ、ちょっと驚かしてあげよう)」、その後、呪文を唱えだした、これが、いけなかった...
魔方陣から飛んだ、一閃の閃光、それが、ドアの陰から見ていた、サクに直撃した...
クランが魔方陣から飛び出して来た、「ちょっと母さん!今の魔法何!?」、「え?潜在能力開放の魔法だけど...」、「1人に当たったんだけど!」、「あの面々なら大丈夫じゃない」、「違う!境界を越えてきた子よ!とにかく来て!」、彼女は魔方陣に入った...
「さて...当たった子は?」、彼女の名前は、レイナ・スカーレット、ルナとクランの母で、最強クラスの魔法使いなのだが、重度の放浪癖持ちで、突然出ていくため、娘たちにも、どこにいるかわからないというのだ、「この子よ!」、「んー?ほれっ」、レイナはでこを軽く叩いた、「ん...あれ?」、「よかった...」、ルナが半べそかきながら言った、「さて...何が覚醒したかな...?ねぇ、ちょっと力んでみて」、「え?いいけど...ふん...!」、その後、数秒、彼の体は人の形をした、灰色の狼になっていた...

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